薄毛や抜け毛の原因

常に男性の悩みとして上位にあがり、女性にも増えつつある薄毛・抜け毛の症状。
なぜ髪が抜けてしまったり、生えてきたとしても薄くみえてしまうのでしょうか。

人間は1日に約100本ほど髪の毛が抜けてしまいます。
これはヘアサイクルという髪の毛が生えてから抜けるまでの正しいサイクルで起こりますので問題ない事です。
ですがそのヘアサイクルが終わる前に髪の毛が抜け落ちてしまったらどうでしょうか。

薄毛・抜け毛には、頭皮の問題やホルモンの問題まで色々原因が考えられます。

まず、頭皮による原因ですが、代表的な原因は2点あります。

・紫外線によるダメージ
日光に長くあたるなど、紫外線の影響を受けると髪の毛が抜け落ちやすくなります。
夏場などは特に顕著でしょう。
帽子をかぶるなどして直射日光が頭皮にあたるのを防ぎましょう。

・ヘアケアによるダメージ
自分の肌に合っていないシャンプーなどを使うと、刺激が与えられてしまい頭皮が傷んでしまいます。
ヘアカラーや、パーマを繰り返す人も同様です。
シャンプーをしないことによる不潔な状態もそうで、皮脂やフケが固まって頭皮および髪の毛へ栄養が行き届きません。
逆に過度なシャンプーのしすぎも必要な皮脂を落としてしまったり、すすぎが十分でいないと薄毛・抜け毛の原因となってしまうので気を付けましょう。

ホルモンによる原因は多少複雑です。

昔から男性ホルモンが多い人は薄毛・抜け毛になりやすいと言われています。
これは、厳密に言うと半分合っていて半分違います。
それはなぜかといいますと、テストステロン(男性ホルモンの一種)が5αリダクターゼと呼ばれる酵素と結合すると「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変換されます。
そうするとDHTは脱毛の指令を出すようになり、しかもそれは非常に強力です。
ヘアサイクルの成長期と呼ばれる、髪が育つ期間でも関係なく脱毛の指令が髪の毛へ届きます。
そのため成長期の最中にも関わらず髪の毛が抜け落ちてしまうのです。
そして生えてくる髪の毛も成長しないため、細く鋭い髪の毛のままになります。
それが薄毛に見えてしまう原因なのです。

外面による原因もあれば、内面による原因もあります。
まずは原因を見極めて対策をとりましょう。

日常の薄毛・抜け毛対策

抜け毛・薄毛を防ぐため、中高年の方は色々と試している人は多いと思います。
また症状が出てきてから急いで対策する人もいるかと思います。

しかし近年は20代の若年層にも増えてきている薄毛の症状。
当然日頃から気にかけることは大切です。


日頃から出来る抜け毛・薄毛対策としては、食事や睡眠の改善と、上述したヘアケアの改善があります。

■食事

肉を多く摂り、野菜をあまり食べない人が最近は多いようです。
野菜ばかり極端に摂ればいいという事ではなく、バランスの良い食事をし、健康的な生活を送りましょう。

■睡眠

睡眠も重要なもので、不規則な生活を送っていると髪の成長にも影響を与えてしまいます。
良質な睡眠を取ることが髪の成長ならびに健康を保つためにも必要なのです。

■ヘアケア①

シャンプーにも気を使うほうがよいです。
頭皮は清潔にすることが大切ですが、シャンプーをしすぎても弊害が起きてしまいます。
頭皮に合わないシャンプーを使い続けることは避けて下さい。
ピリピリしたり痒くなたら合っていない証拠です。
低刺激のものが多く出ていますので変更を検討してみてください。
そして洗髪の際は爪を立てずに洗い、しっかりとすすいで、なるべく早めに乾かしましょう。生乾きは厳禁です。

■ヘアケア②

育毛剤を使うというのも有効です。
抜け毛が増えてくる前から使用するのは非常に良いことです。
頭皮を健やかに保つには適度な血流と栄養供給が必要です。
それを行ってくれるのが育毛剤なので、先手を打てばその分、頭髪減少の確率は低くなります。

■ヘアケア③

髪を頻繁に染めたり、パーマを当てることを繰り返すと頭皮に大きなダメージを与えてしまうため抜け毛が増えてしまう可能性があります。
薬剤は強いので、繰り返し行なっているとダメージが蓄積されてしまいます。
実施する場合期間を空けて行うようにして下さい。

こうしてみますと、普段の生活をどのように送るかによっても色々と気を使えるようです。
ケア用品を早くから使うのもおすすめの方法です。
抜け毛を減らし、健やかな頭皮を保つ生活を送りましょう。

しかし、既に抜け毛・薄毛が進行してしまっている場合はどうすれば良いのか疑問に思う方もいらっしゃると思います。
次に、AGA(男性型脱毛症)治療薬として絶大な効果を発揮する、ミノキシジルをご紹介します。

発毛効果があるミノキシジル

昨今、AGAという男性型脱毛症で悩める成人男性陣から救世主といわれるほど、ミノキシジルが配合されている商品を崇める方々は沢山います。

意外にもこの成分自体の歴史はとても古く、なんと1970年代ほどから存在はしていたのです。
しかし、当初はAGA(男性型脱毛症)のための臨床試験を行っていたのではなく、高血圧の患者さんの症状を改善するための医薬品としての開発が行われていました。

その開発途中の臨床試験の現場にて、副作用として薄毛が改善された、髪が生えてきたといった報告が多々あったことから、薄毛・抜け毛の治療薬としての開発がはじまったのです。



つまり、はじめはミノキシジルによる発毛効果は副作用として認識されていたのです。

そして、はじめてこの成分による発毛効果が確認できた70年代から10年経過した80年代に、遂にロゲインという商品がはじめてアメリカのアップジョンという会社より開発、販売されたのです。

80年代に既にアメリカではミノキシジルが配合された商品が発売されていたということに衝撃を覚える方もいるかと思います。
日本でこれらの商品が販売の許可がおりたのは、アメリカでの発売開始から約20年ほど経過した後のことです。

1999年、日本国内においてもついにミノキシジルが配合されている商品が発売されました。

さて、ここまではミノキシジルの歴史について足早に紹介させていただきましたが、続いてこの成分が配合されている商品について説明していきます。

ミノキシジルには、内服タイプと外用タイプがあるということは、これらを使用している方々であればもちろんご存知のことでしょう。

内服タイプですと、ミノキシジルの発毛効果をより高く得ることができるといわれております。
外用タイプに関しても、最近では高い濃度の成分が含まれる商品が販売されております。

では、薄毛・抜け毛が気になり出したら内服薬をがんがん飲んで、頭皮には外用薬をどんどん塗れば良いのかというとそうではありません。

医薬品には効果と共に副作用が存在します。
はじめの段階から効果を得たい一心で両者を積極的に使用していきたいという気持ちはわかりますが、はじめは低濃度のタイプから試していき、副作用が出ないかどうかなどといったことも確認しながら、少しずつ高濃度のものへと変えていくことをお勧めします。

次項では、ミノキシジルの作用機序について解説します。
発毛の仕組みについてご確認ください。